ナガサキ屋のさとうきび糖みつ入りカステラ
2015.01.05わしたショップ通信販売
伊良部島は、東京からだと南西におよそ1800km、沖縄本島(那覇市)からだと南西におよそ300km、弓状に連なる琉球弧のほぼ中間に位置します。
宮古島、池間島、大神島、伊良部島、下地島、来間島、多良間島、水納島からなる宮古群島のひとつで、隆起サンゴ礁の琉球石灰岩からなる29平方キロメートルほどの小さな島です。
ひときわ青くグラデーションが美しい「宮古ブルー」と称される海は格別で、海岸線には日本の渚・100選に認定された遠浅の浜「佐和田の浜」や、きめが細かい真っ白な砂浜が印象的な「渡口の浜」などの美しい海岸線があり、至るところにダイビングポイントが集中していることから多くのダイバーに愛されている島でもあります。
宮古島からは北西約5kmに位置し、佐良浜港(伊良部島)と平良港(宮古島)の間に定期船が運航していましたが、2015年1月からは宮古島の平良港トゥリバー地区と伊良部島東南部の長山の浜近辺を結ぶ『伊良部大橋』が開通する予定です。
伊良部大橋は、本橋部分の全長が3,540mに及び、取付道路は2,960mで伊良部島側取付道路の一部は約600mの海中道路とされる予定です。本橋部分と取付道路を合計すると、全長は約6,500mとなり、通行料金が無料の橋としては日本最長となる大橋です。
そんな小さな離島にある小さな洋菓子店、ナガサキ屋。
沖縄県の伊良部島にあるのに、名前はナガサキ屋。その不思議は創業にあります。食糧難の時代に育った創業者は、将来はお腹いっぱい食べられる仕事がしたいという思いがあり、長崎県でカステラを焼くことから菓子職人修行を始めます。その後、色々な場所で修行をしたのち、生まれ育った伊良部島に帰郷し今の店を創業します。
子供から大人まで安くておいしくお腹いっぱい食べられるお菓子を提供したいと、当時、島になかった洋菓子店をオープンさせ、当初の想いや初心を忘れないために、店の名前は修行の原点でもある長崎県から「ナガサキ屋」と名付けました。
そして、現在は創業者の跡を継ぎ姉妹で店を切り盛りしていますが、今も島の人々や島に訪れた観光客から愛されています。
ナガサキ屋のカステラは、すべて手づくり。
焼き時間も毎回違います。その日の天候、湿度によって焼き上がり具合が違うため、カステラが膨らむ音を聞いて焼きあがりを判断しています。創業者の味が再現できるまで何年もOKが出なかったそうです。
最大の特長は、サトウキビ畑の恵みである「さとうきび糖みつ」をふんだんに使用していること。手に持つと、まずは、ずっしりとした重量感に驚き、封を開けると黒糖の香りがフワっと広がります。そして、口に入れた瞬間、糖みつの風味が口いっぱいに広がります。
沖縄本島(那覇)で開催される離島フェアや、県外のわしたショップの離島フェアで販売されたことはあるものの、生産量が少ないので、基本的には島に来ないと買えない商品なのですが、それにもかかわらず県外ファンも多い商品です。島内の人はもとより、島を訪れたダイバーや多くの観光客から長く愛されている証といえます。
今回、伊良部大橋開通記念として初めて全国に向けて発売します。わしたショップオンライン(通信販売)限定で先行予約受付いたします。※商品は2015年1月25日以降に順次出荷いたします。他商品も一緒にご注文の場合は、他商品も一緒に2015年1月25日以降の出荷となりますので予めご了承ください。※期間限定販売となります。