行こうよ!沖縄

2012.08.12銀座わしたショップ本店

夏ってことで沖縄の怖い話でも一つ・・・。
これは、私が高校3年生(約20年前)くらいの時の話です。
当時沖縄では、車の免許を取ったらドライブをしながら、
心霊スポットめぐりをするってのが流行っていました。
あの頃は、携帯もない時代だったので、「何時に迎えにくる」と約束をして集合していました。
私は、家で夕飯をサッサっと済まし、2階の自分の部屋に戻り、
集合時間のPM10:00頃に合わせ部屋の窓から抜け出し合流しました。
場所は、南部か中部か北部か…
その時は、南部へ行くことにしました。
南部には心霊スポットがいくつかあってその辺を回ろうっという事になりました。
車中では、高校生のたわいもない会話ではしゃいでいました。
まず、廃墟の民家へ行きそこで、有名な置物を見ました。
20年くらい前なので、記憶が曖昧ですが居間みたいな所に
ポツンと置かれていたような・・・。薄気味悪い感じです。
さらに、移動し何箇所か見て回りました。
いろいろ回り、夜明けも近づいてきて移動移動で体も重くなっていたので、
帰ろうっという事になり、車に乗り込んで帰路へ。
AM4:00頃、帰宅し部屋の窓を開けようと窓に手を掛けると、グッっと重い感覚が…。
鍵がかかっていたのです。
家中の窓、ドアに鍵がかかっており唯一、一ヶ所だけ開いていたのが階段の上の高窓でした。
そこから部屋に入るしかないので力を振り絞って塀をよじ登り、部屋へ。
その日は疲れていたのでそのまま寝床につきました。
朝起きて、何事もなかったかの様に下へ降りていくと母親が私の顔を見て
「あんた!何処から入ってきたのっ!?」
「!?んっ!?」
私が、部屋から抜け出した後別の友人から電話があり
呼んでも返事がないので、部屋を見に行ったら、もぬけの殻。
私を家に入れない為に家中の鍵を閉めたんだって…
あの頃携帯があったらなぁ~。
結局、親が一番怖い・・・。
S吉